あぁ、そういうことか。

日常

まだ学生の頃、打ちっぱなしゴルフ場の受付のバイトをしたことがあってね。
受付は6人いたのだけど、学生は私と1つ上のお姉さましかいなくて、あとは中年のご婦人達。
子育てが一段落したお母さん世代だったので、良くしてもらった面もあるけど、いない人の愚痴を聞くのがしんどかった(笑)。

ご婦人達が全員集合すると表面的にはとびきりの笑顔で接してて、みんな大女優だったわ。

でね。ある時、一人のご婦人が憤慨して私に愚痴ってくることがあってさ。

旦那が入院して大変な時期ということをみんな知ってるのに・・・。
〇〇さんは海外旅行に行った話をしてきたり、○○さんは娘さんと楽しそうにショッピングした話をしてきたり、みんな私が大変なことを知ってるくせにわざとそんな話をするのよ、と。

その話を聞いて、ほんまか?!そこまで意地悪じゃないと思うけどな。
あんたの被害妄想ちゃうん??と思いつつも、旦那さんがご入院されて大変でしたね。。。と言葉を掛けると、堰を切ったように「不幸」を吐き散らかしてくれてね(笑)。
おばちゃんの愚痴シャワーを浴びせられた日があったのよ。

そのおばちゃんと同じ年代になりつつある私。

若い頃には全く気付かなかったけど、50代って家族の形が変わってくる時期よね。
夫や子どもとの関係、義両親・実家親との関係、自身の体調の変化、老いを感じる寂しさなどなど、環境も体も変わってくるので、気持ち的にも不安定になる。

相手が楽しかったことを話しても、受け取り手がそんな不安定な状態だと卑屈になるよなぁ、と。
ひょっとしたら、明るい話題を提供しようとしていたのかもしれないし。

なぜこんな話題をしたのかというと。

私もつい最近似たような経験をしたからなのよ~(爆)
ちょっと前に夫が入院してね。(あ、もう既に退院してます~)
入院した翌日に半年ぶりくらいに友達からLineがきてさ。

友達「元気??」
私「私は元気だけど、夫が入院してね。」
友達「え?!うつる病気なの??」
私「うつらないけど、苦しそうだった。」
友達「お大事にね!ところで私、中古の家を買うことにしたの!」

・・・。

この展開、どう思います???(笑)
私、「家を買おうがどうしようが、今する話か?」と。
実際、退院まで忙しくて返信してなかったのだけど、日が経つにつれてどう返すのが正解なんだろうか?と悩んでね(笑)。
悩んでいる最中に、ハッ!!としたのよ。

先ほどのご婦人の話よ!
自身が弱ってるときに聞く他人の幸せそうな話ほど嫌味に聞こえる現象よ。

時を越えて、あぁ、こういうことかー。と納得したわ。

今は気持ちがニュートラルな状態なので、当時のLineを読み返してみても「あぁ、彼女らしいよなー」と思えるのよ。
彼女は超絶ドライ人間だからね(笑)。
・・・とは言え、もう少し寄り添った言葉を掛けてくれてもえぇやんか!!と根に持つ私(笑)。

久しぶりに彼女にLineしてみようかね。
笑いを交えてその事を伝えようと思う
(´∀`*)ウフフ

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